日本の学校と教育のあり方を考えよう!
~ 子どもたちがより幸せに学べるように ~

これからの英語教育を考える会 2025 兼 新英研全国大会(東京大会)プレ集会

主催:新英語教育研究会
後援:小学校テーマ別英語教育研究会(ESTEEM)

概要

この会は、新英研会員に限らず、どなたでもご参加いただけます。

  
 
2025年22(日)
10:00 ~ 16:00(昼休みあり)
会 場 対 面 文京学院大学 本郷キャンパス(東京都文京区)
オンライン Zoom でのオンライン参加もできます。
参加申し込みをされた方には、後日の録画視聴も可能にします。(予定)

 日本の学校と教育をめぐる状況は年々深刻さを増しています。小中高の不登校数は41万人を超えて過去最高に。英語教育に関しては、「学力格差が拡大し、英語が苦手な子どもたちが増えている」という報告があります。教師の多忙化、学校での教員不足も深刻です。一方、世界の状況を見ても、戦争の継続、温暖化による被害拡大、大国に翻弄される世界の動きなど、多くの課題を抱えています。 
 子どもも教師も喜びをもって通える学校や授業にするために、私たちはどうしたら良いのでしょうか? 小中高での豊かな英語授業報告と世界40か国以上で取材を重ね、ジャーナリストとして国内外で活躍する増田ユリヤさんの講演から学び、学校と教育のあり方を一緒に考えましょう。

第Ⅰ部 実践報告

 10:00~12:30 

小学校

学年で平和の祈りを込めた Peace Project
大田貴之さん (福岡・福岡市立高取小学校)

 大田さんの報告は第Ⅰ部の最初です。
 報告レポートのタイトルは
「学年で平和の祈りを込めたPeace Project」
 現在大田貴之さんは福岡市の児童数1000名を超える超大規模校に勤務しています。今年度は高学年外国語専科としてたくさんの子どもたちと一緒に過ごしているそうです。
 大田さんは2023年度と2024年度は6年生担任でした。2023年度と2024年度は全国大会レポーターだったので、ご存知の方も多いかと思います。

 今回、プレ集会では、外国語学習と平和学習を結びつけた取り組みを話してくださいます。
 長崎への修学旅行に向けて、6年生全クラスで行なった折り鶴に平和の思いを込めた取り組みやその時の子どもたちの様子を聞くことができるのはとても楽しみですね。
 大田さんは、人権・平和の取り組みを学年の中心となって行ってきたエネルギーあふれるやさしい先生です。
 そして、それぞれの教科・領域と外国語を連携させた授業づくりを心がけていて、いつもアイデアを豊富に持っている先生です。
今までの新英研の平和の取り組みに工夫を加えた小学校での深い実践を、みなさん、ぜひ一緒に聞きましょう。
 お知り合いの先生や学生さんを誘ってpeatixから申し込んでください。
 みなさんのご参加を心よりお待ちしています。
 よろしくお願いします。

(福岡・糸山京子)

中学校

3年間のスピーチ
~みんなが自信をもって参加できる自己表現をめざして~
菊池敦子さん (東京・中学校)

♥ 菊池さんのご紹介は、ちょっとお待ちください。

高 校

教科書はおもしろい
~生徒の振り返り自由レポートから~
間賀田一江さん (東京・高校)

 茨城の私が東京の間賀田さんと知り合いになったのは、昨年からアラカルト講座Ⅳ(高校易)の運営を一緒に担当したのが最初でした。

 Zoom画面、そして、『新英語教育』誌に掲載された間賀田さんの授業報告からの限られたお付き合いで、今年の東京大会で初めてお会いするのを楽しみにしている間柄です。

 間賀田さんといえば、穏やかで、しなやか、芯が強い、そして、意外と「大胆不敵(笑)」な面も兼ね備えた、魅力的な方です。

 運営委員として、報告者の話をよく聞き、助言を求められると適確な指摘を優しく丁寧に話される姿が印象的です。その冷静な分析に、秘められた「大胆不敵さ」「余裕」を感じます。

 生徒と共に作り上げた「スピーチ」(雑誌2024年8月号)の取り組みには、「間賀田」風の醍醐味がよく表れています。

 授業実践もやはり「間賀田」風で、そこからは英語が苦手な生徒たちに「英語の学びを通して視野を広げてほしい」との思いがあふれ、生徒を信頼し自由におおらかに授業を展開している様子が伝わってきます。

 プレ集会での報告について間賀田さんはこのように抱負を語っています。

 「学年で共通進度・共通テスト。教科書は、生徒たちには、1ページの中にわからない単語がいっぱい。あまり丁寧に時間をかけていられない中、英語に苦手意識を持つ生徒たちに、どう教科書をわからせたらいいのか。
 寝てしまう子、教材を持ってこない子、学びから逃げる子たちを、あきらめないようにどう励ましていくか。授業が終わるたびに、毎日敗北感に打ちのめされながらも、新英研で教わったことを取り入れながら、こんなふうにやっていますとお伝えします。」

 
 穏やかで、大胆不敵・・そんな「多様性豊かな」間賀田さんの報告をお楽しみに!
 「こもれび塾」と「アラカルト講座(高校易)チーム」が応援しています。

(茨城・森島暢子)

昼休み
12:30~13:30
画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: lunchbreak.jpg

第Ⅱ部 講演 / 交流

 13:30~16:00 

演題
「知っておきたい国際情勢と世界の歴史」




講師
増田ユリヤさん(ジャーナリスト)

 教科書を見ると、ひと昔前とは内容が大きく変化していることに気付く。例えば、チョコレートの歴史を扱っている英語や世界史の教科書がある。15世紀末から始まる「大航海時代」(現在は海洋進出と表現)にコロンブスが南米からカカオを持ち帰ったことがきっかけとなって、世界中にチョコレートが広まっていく。
 その背景には、ユダヤ教やキリスト教の歴史があり、その歴史を知ることは現代における国際情勢を理解する一助となりうる。どの教科を教える場合でも、身近な問題を様々な角度から理解しておくことが、授業を充実させ、子どもたちの理解を深めることにつながるのではないか。
 ただ、教科書がそうしたねらいをもっていたとしても、それを使用する教師が理解できていなかったら、ただ表面的なことを伝えるにとどまってしまうのではないか。授業を充実させ、楽しく学ぶヒントを、国際情勢を紐解きながら考える。

出演テレビ テレビ朝日系列「大下容子 ワイド!スクランブル」レギュラーコメンテーター(毎週月曜日) 池上彰氏とニュース徹底解説コーナーを担当
主な著書 『ニュースがわかる国境学』(KADOKAWA)、『チョコレートで読み解く世界史』(ポプラ社)、『世界を救う mRNA ワクチンの開発者カタリン・カリコ』(同)

会場とアクセス

会場(文京学院大学 本郷キャンパス)
  東京都文京区向丘1-19-1
東京メトロ南北線「東大前」駅
  2番出口 徒歩0分

参加

会場参加オンライン参加のいずれの場合も、
事前の参加お申し込みが必要です

参加費

教員・一般 1,000円 学生(専任職を持たない院生含む) 無料

お申し込み

 下のリンクか右の二次元コードからお願いします。

https://korekara2025.peatix.com/

 参加お申し込みと、参加費のお支払い手続きができます。

問い合わせ

メール:下のボタンをクリックしてください。


ダウンロード

チラシのダウンロード

(2025/3/11作成のチラシファイル)

 8月2日・3日に、新英研の全国大会が東京の立正大学品川キャンパスで催され、詩人・随筆家・翻訳家のアーサー・ビ ナードさんによる記念講演、小中高大の授業実践報告が行われる分科会等が催されます。
 詳細は第61回全国大会ホームページ https://2025.shin-eiken.com/ をご覧ください。

Posted by korekara